HEIWA 総合カタログ

102 チェンカップリングの特長と構造 特長 チェンカップリングは、2個のスプロケットと1本の2列ローラチェンとで組立てられ、ピン1本で両軸の連結と分 離ができる構造上非常に簡単なフレキシビリティに富んだ軸継手です。数々のメリットを発揮し幅広い分野で活 用されています。 構造 種類と呼び番号 スプロケット (歯先は焼入硬化) クリップ 2列ローラチェン 継手ピン 1.容易な芯出し 両側の軸を継ぐ場合、軸心はできるだけ一直線にな るように取付けるべきですが、これには非常に手間 がかかります。チェンカップリングは、この点チェン とスプロケットの噛合せと下図のような遊びを最大 限に利用して取付けを容易にし、且つ機械を保護す るように設計されています。 取付許容誤差 { 偏芯 α=使用チェンピッチの2%以下 偏角 θ=1°以下 2.優れた耐久力 スプロケットは優れた耐久力を得るために、歯先は 表面焼入硬化を施しています。また、これに使用す るローラチェンは、特にカップリング専用としてすべ て焼入焼戻しをしてあるため、長時間の使用に耐え られます。 3.小形で強力 ローラチェンは、全周にわたってスプロケットの歯と 噛合いトルクは各歯に分担され、しかも、外周近く に力の作用点があるため、小形でも大きな伝動能 力を発揮することができます。 4.取扱いが簡単 ローラチェンの両端を連結し ている一本の継手ピンを抜 き差しすることによって、極 めて簡単にチェンを着脱する ことができ、特別の工具を使 用する必要はありません。 5.安全でコンパクト カップリングと一体で使用さ れるケースは、Oリングを入 れて油漏れやスリップを防止 するHEIWAのオリジナルデ ザインです。また、他のカップ リングのようなボルトの突起 がなくコンパクトな外観をし ているため安全です。 6.豊富な在庫 チェンカップリングはHC3012~HC8022のJIS 該当品は常時在庫しております。 ケースはカップリング本体とともに、一体となって回転 します。アルミダイカスト製ケースです。 HEIWAチェンカップリングはローマ字のHCと数字で 表し、数字はJISに基づいて上2けたはチェン番号を、 下2けたはスプロケットの歯数を表しています。 適用番号はHC3012~HC8022です。 軸穴完成シリーズ 標準スプロケット チェンカップリングテンションスプロケット 平歯車・ ラックギヤー チ ェ ン サービス一覧 ユーザー情報 技 術 情 報

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